IT関連の業界には「頭の良い自分」像を拠り所とする人物が多く存在するようだ
「頭が良い」という言葉は
特定の長所をより全人格的に拡張して美化する目的で使われる事が多い。
そして多くの場合、「頭の良さ」は発話者の主観によって判断される。
日頃論理的思考を信奉するような発言をする人物でも根拠のない「頭の良さ」を密かに誇りにしていたり
学歴信仰、IQ信仰、骨相学、のような
妥当性の疑わしいテストによって計測された知能指数や尺度を信奉している場合が殆どである。
彼等科学を信奉している者達のプライドや情念は非科学的である。
そしてその事に対する自覚が彼等には不足している。
昨今ではアカデミズム界隈の「教養の有無」「反知性的」という表現にもそのような用法が見受けられる。